「遺品整理は自分でするか、業者に頼むかどちらがいい?」このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。大切な人を失った後は心身の負担も大きくなり、判断が難しくなることがあります。判断の目安となる4つのポイントを理解し、迷ったときに冷静に行動できるようにしましょう。

1.部屋の大きさ

部屋が広いほど、遺品整理は業者に依頼したほうがスムーズです。例えば、一部屋だけの片付けであれば、遺族だけでスムーズに済ませることもできます。

しかし一戸建て全体や複数の部屋がある場合は、荷物の量も多く、時間と労力がかかります。特に整理する人数が限られているときは、無理せずプロに任せるほうが負担を軽減できるでしょう。

2.部屋の状態

遺品整理を業者に依頼するか迷った場合は、部屋の状態を確認しましょう。整理整頓されていて荷物も少ない部屋であれば、自分たちで対応できるケースもあります。

ただし、ごみ屋敷のように物があふれていたり、長年手入れされていなかったりする場合は、時間も労力もかかるため注意が必要です。衛生面の不安がある場合や、感情的に整理が進まないときも、業者に頼ることで安全かつ効率的に進められます。

3.自宅までの距離

遠方の家を片付ける場合も、業者に依頼するのが現実的です。例えば、大阪に住んでいて整理したい家が北海道にある場合、移動だけでも大きな負担になります。

1回で終わらず、何度も通う必要があると体力的にも精神的にも疲れがたまりやすくなるでしょう。交通費や時間もかかるため、結果的に業者に任せたほうがコストも抑えられることも。距離がある場合は、無理せずプロの力を借りる判断も重要です。

4.処分・保管の判断のしやすさ

捨てていいか迷うものが多いなら、プロに頼るのがおすすめです。遺品の中には、今後の手続きに必要な書類や思い出の品など、判断が難しいものも多く含まれます。誤って処分してしまうと、後から手間が増えてしまうことも。

自分で分類しきれないときは、経験豊富な業者に依頼すれば適切に仕分けをサポートしてくれます。迷うものが多いときほど、プロに助けてもらいましょう。