遺品整理をしなければならないものの「何を残したらいいかわからない」と悩んでいませんか?遺品の中には相続・手続きで重要な役割を果たす書類や、故人の思い出が詰まった品々が含まれています。処分して後で後悔しないように、遺品整理をする際は慎重に選別しましょう。
1:遺言書
遺言書は故人の最後の意志が記された重要な文書です。相続における指針となり、財産分与や遺族へのメッセージが明記されています。遺言書があることで相続争いを防ぎ、故人の希望を実現しやすくなりますので処分しないようにしましょう。
2:現金・通帳
現金や通帳は遺産の一部であり、慎重に取り扱う必要があります。通帳の記帳内容を確認することで、故人の資産状況や取引履歴を把握できるため、相続手続きの際に役立ちます。また、口座が凍結される前に適切な対応をとることが重要です。
3:土地の権利書
土地の権利書は相続や売却、名義変更に必要な書類です。適切に保管しておくことで相続の手続きがスムーズに進み、不要なトラブルを防げます。権利書を紛失すると相続登記や売却の手続きが複雑になるため慎重に管理しましょう。
4:仕事関係の資料
故人が残した仕事関係の資料は、引き継ぎや事務手続きに必要となる可能性があります。業務上の書類や連絡先リスト、重要な契約書などは捨てずに確認し、関係者に連絡を取ることも検討しましょう。
5:思い出の品
故人の写真やアルバム、手紙などの思い出の品は、家族や次の世代にとっても大切な遺産です。すぐに処分せずに必要に応じて整理・保管しましょう。思い出の品は故人の人生を振り返るきっかけとなり、心の整理にもつながります。デジタル化するなど、形を変えて残すことも一つの方法です。
6:印鑑
印鑑は銀行手続きや土地の売買契約など、さまざまな手続きで必要となる重要なものです。小さいため紛失しやすく、誤って捨ててしまうと手続きに時間がかかることもあるため、慎重に扱いましょう。発見した際は他の重要書類とともに保管するのがおすすめです。
7:身分証明書
運転免許証や保険証、パスポート、マイナンバーカードなどの身分証明書も大切に保管しましょう。これらは生前に利用していたサービスの解約や遺族が受けられる支援の申請の際に必要となる場合があります。